ショック療法概要

ショック療法、正式には電気けいれん療法のことを言います。
この電気けいれん療法は、1937年にL.メドゥナが薬物を使って、人工的にけいれん発作を作ったことで、統合失調症患者の治療に成功したことが、ショック療法のはじまりでもあります。
けいれんを人工的に造り出す方法としては、1938年にイタリアのU.ツェルレッティとL.ビニが電気を用いてけいれんを起こすことに成功しました。
それから、世界各国でも電気を使っての電気けいれん療法が盛んに行われるようになりました。

精神疾患治療法の最先端でもあった「電気けいれん療法」は、1950年代にフェノチアジン(クロルプロマジン)というフェノチアジン系の精神安定剤が開発されるまで、他にもある治療法の中でも、花形として使われていたのです。
電気けいれん療法・ショック療法は、抗精神病薬や抗うつ薬、気分安定薬が開発されるにしたがって行われることもだんだんなくなっていき、精神安定剤に頼ることの方が多くなりました。

それだけではなく、一部の病院では患者さんに懲罰的な意味をこめてショック療法を行っていたことが問題になりました。
麻酔も何もしない状態で、身体に電気を流すという、極めて残虐的なやり方で、社会問題として大きく取り上げられました。

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